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一世一代の恋と、初ダイエット

はるか昔の16歳の高校一年生の時、私は一世一代の恋をしました。

恋の相手は学校の先生。
今思うと、どうしてあんなに燃え上がったのかと思うくらい
好きで好きでたまらなかったのです。
その中でも好きだった彼の表情、仕草の一つ一つが今でも思い浮かんできます。

最初は好きじゃなかった…いえ、大嫌いでした。
だって、私にとって一番キツい言葉を浴びせた人なのですから。

その頃の私は、今考えるとありえないと思う程最高に太っていました。
でも私はさほど気にすることなく過ごしていました。
だって、周囲の誰も「痩せろ」なんて言われたことがなかったのです。
無駄だと思ったのか、私に関心がなかったのか…今となっては不明ですが。

それなのに彼は違ったのです。
体育の先生だった彼は、新任として初めての授業の時
私を直視して、あろうことか
まわりを気にせず大きな声で言ったのです。
「もっと痩せなあかんわ!」と、大阪弁で…
完全に傷つきました、私。
そんなこと初めてでしたから。

彼は若くて、カッコよくて
ドキッとするような雰囲気を漂わせている人だったので
少なからずときめいていたのですが
その一言で、私の中での彼の株は大暴落!
大嫌いになりました。

でも…不思議なものです。
この私が「痩せたい」って思ったのですから。
これが生まれて初めて、私の痩せる為の努力が始まった瞬間でした。

そして以前に脱毛サロン 自由が丘に通った時も同じ理由でした。

それからというもの、先生の厳しいストレッチに耐えたり、こっそり水泳に通ったり

食事方法を変えたり、漢方薬を飲み始めたりして
私は一年足らずで30キロ近くの減量に成功していました。

一般に、初めてのダイエットって痩せやすいと言われています。
だからでしょうか、面白いほど痩せていく自分が信じられず
夢の中での毎日だったような気がします。

飲んだ漢方薬も効いたのだと思いますが
残念ながらその薬は、製造販売ともに
しばらくして中止になってしまいました。
あれって、悪いものだったのでしょうか。
少なくとも私の身体には合っていたのに…

職員室でも私の激痩せは話題にあがるようになり
女教師の間では、勝手な憶測が噂になってしまったようで
私に直接、「「ハチミツとレモンのジュースを飲んで痩せたってほんと?」
などと訊いてくる先生もいました。
勿論、それは寝耳に水、覚えのないことでしたが…

結局は私の、恋に燃える心と痩せたいという気持ちが
実を結んだのだとしか思えません。

「しかし、痩せたなぁ…」と
渡り廊下で追い越しざまに囁いた彼に
私は心の中でピースサインをしていました。

その後、彼の異動で終わりを告げた恋でしたが
今でも、先生のことはともかく、あの時の自分の純粋な心が大好きです。

…ということは
激しい恋をしたら、また痩せられるのかも?
よからぬことを考えてしまう、今はオバさんになってしまった私がここにいます。